「凶相印鑑」だけは避けよう

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もう20年以上前の話になりますが、ハンコの形をしたお菓子というものがありました。

ビスケットとチョコレートで構成されていて、持ち手部分がビスケット、先端の印を押す部分にあたるところがチョコレートで出来ていたのです。 そして、チョコレート部分でいろいろな名前のかたちを表現していて、一つ一つのお菓子に書かれている名前が違うというわけです。 そのため、手に取るたびに別の名前の印鑑になりますから、自分の名前を見つけたときは、かなりうれしかったものです。

今でも、一つ一つのお菓子に別の絵が描かれているようなビスケットなどがありますから、それと同じような感覚ですね。 ですが、名前の場合はまさに自分のものがあるわけですから、他のどんなお菓子よりも、食べるときのドキドキ感はつよかったものです。

今では子供の名前も個性的ですから、こういった印鑑をモチーフにしたお菓子は難しいかもしれません。 ですが、当時は結構人気があって、よく食べていた覚えがあります。

当時は名前をモチーフにしたような商品がたくさんあったような気がします。 印鑑も既製品として、子供が利用できるような名前やイラストが入った可愛らしいはんこがたくさんありましたし、名前の入ったキーホルダーなんていうのもありました。 いまでこそ、オリジナルのものを作ることにそれほどお金や技術は必要としませんが、そのころはまだ困難な時代でしたから、既製品として名前が既に入ったものが喜ばれ、たくさん売れたのかもしれませんね。

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